32歳、二児の母です。二人目が生まれた三年前くらいから特にオーガニック食品を気にして取り入れるようになりました。

肌が弱い子供のために食事をオーガニックに

オーガニック食品が気になりだしたのは、下の子が生まれて、肌が弱いことが判明したことがきっかけです。夜中に肌をかきむしりなかなか眠れない子供を目の当たりにして、食生活を改めようと決めました。

気づかないうちに身体に溜め込んでいた添加物や科学調味料などがお腹にいた時からこの子を苦しめていたのかもしれないと反省しました。

子供は現在食べているものの影響が5年後身体に出ると誰かから聞いたことがあったので、5年かけてでも肌トラブルから救ってあげたいという気持ちが強かったです。

また、味覚は三歳までに培われるというのも教えていただいたので、オーガニックのものに舌を慣れさせておきたいとも感じました。添加物に溢れた現代ではこだわりの食材にはお金はかかるかもしれないという不安も少しありました。

育児で疲れやすいのは身体に負担がかかる科学調味料が多い食事のせい?

以前は調味料は安ければ良いという視点で揃え、とにかく食費は削る方向で考えて食材も揃えていました。

きっと科学調味料も普通に使っていたと思います。お肉が中心のおかずに、ごはんと汁物というのが普段の夕飯でした。現在もそういうメニューは作りますが、味の基本となるのは出汁で、薄味をキープできるようになったので身体への負担は減ったと思います。

生活面はその頃から子供もいたこともあり、それほど夜更かしなどはしていませんでした。しかしながら、疲れやすさは感じていました。子育て中心の毎日を送っていたので、疲れやすいのは困ってしまいました。

それでも食べるものはスピード重視で済ませられるものというのが普通だったので、できあいのお惣菜など栄養価の低いものばかり食べていたかもしれません。

オーガニックの海産物、海藻類の乾物などは保存もきいて便利

やはり、オーガニック食品の価格や手に入りやすさなどは不安になりました。大きなスーパーでまとめ買いするのも手かと思いましたが、生鮮食品はまとめ買いに限度があるので悩みました。

しかし、上手に乾物を利用する方法があることに気づき、そこからは気持ちがかなり楽になりました。

オーガニック食品といえば、農薬を使わずに特定の土地で育った野菜などを想像していた私は、海のものがオーガニック食品であることに頭がいかなかったのです。その点に気づいてからは海のもの、特に海藻類は乾物にもなって売られているので重宝しています。

この事がきっかけで、出汁ソムリエの資格も取り、さらに知識が深まりました。そして天然の出汁の取り方にも懲り始めました。

食事をオーガニックに変えて娘も私も肌質が良くなった

食事をオーガニック食品に変えてから娘も私も肌質が良くなったと思います。薄味を楽しめるようになったり、出汁ソムリエという資格の勉強が私の世界を拡げてくれたように思います。

また、安さだけにこだわることで身体が疲れる(身体に負担のかかる)食事を作りかねないということにも気づけました。

オーガニックの野菜は皮も葉もそのまま食べられるので、新しい料理を覚えるのも楽しみのひとつになりました。

剥いた皮を再利用してスープの出汁を取るのにも使うようになりました。かえって節約になったかもしれません。

安心して子供にも食べさせられるのは何より嬉しいことだと感じました。ジュースもオーガニックのレモンを漬かって作るようになり、子供のお友だちにも気に入ってもらえたりと嬉しいことがありました。

オーガニックは農作物だけにこだわらず、海のものも取り入れることで無理なく始めることができると思います。

食材を選ぶときに気をつけているのは産地やミネラル分が豊富かどうか、買って使いきれるかなどです。おすすめは海の物、特に海藻類です。